1月21日は世界的な『リスの日』
アメリカの自然保護スタッフにより、リスへの理解を深め、その保護の重要性を訴えるために制定された日だそうです。
え?誰でも思いついたら決めていいの?…いいのか、言ったもん勝ち。
というわけでまずはリスへの理解を深めてみますか。
げっ歯目リス科は全部で285種。
南極、北極、砂漠のどまんなかを除いた世界中に分布しており、なんとマーモットやプレーリードッグもこの仲間です。
マーモットはちょっと別にしてもらえませんか?というリスの声が聞こえるようですな。
日本人がリスと言われて思い浮かべるのは背中の縞模様と頬袋が特徴的なシマリスでは?

飼育頭数が気になって検索してみたのですが、見つけたのは2003年の環境省の動物輸入の資料。これによると中国から輸入されるリスの約80%~90%がシマリスで、その数30000
匹とのこと。3万匹ですよ!?、そんなに!?
なにしろもう22年前の資料なので、おそらく今はもっと少ないだろうとは思うのですが、それにしても周りでリスを飼ってるという人を見たことも聞いたこともない私。
うちは諸事情でデグーという『アンデスの歌うネズミ』と同居しておりますが、デグーちゃん用品を買いに行ってもウサギやハムちゃん用品は目にしますが「リスのおうち」や「リスフード」は見たことがないぞ。飼ってる方はぜひご一報ください!(もらっても何かするというわけではなく、生存確認です、あくまでも。 )
ふりかえって、日本の自然の中で見られるリスは、以下の3種類。
・ユーラシア大陸に広くすむキタリスの亜種で北海道に分布するエゾリス
・日本の固有種で本州、四国、九州に分布するニホンリス
・ユーラシア大陸北部にすむシマリスの亜種で北海道に分布するエゾシマリス
この内、エゾリスは冬眠せずに真冬の北海道を生き抜いている様子。ほんと頑張り屋さん!

愛らしいビジュアルから、ただかわいがられているだけかと思いきや、エゾリスの親戚のキタリス(ヨーロッパ原産)は毛皮が高級品として今でも盛んに使用されているとか、肉は臭みがないと食用にする地域もあるとか・・・なかなかハードなことも勉強できたリスの日でした。
セントラル印刷㈱動物班が担当いたしました。
Comments